皆さんこんにちは!
古郡果樹園でございます。
5月も後半。だんだん暑くなってきました。
30度も超える日も多くなってきましたので熱中症にはくれぐれもお気をつけてください。
さて今回はシャインマスカットの「誘引」についてご紹介いたします!
魅力的な機械についてもご紹介しますよ!
それではいきましょう!
目次
シャインマスカットの房が成ってきました!
写真のようにシャインマスカットの房がなってきました!
こうやって成長を確認できると嬉しいものですね。
約4か月後、この小さな房が立派なシャインマスカットになると考えるととても楽しみになります。
そのためにも今回の「誘引」は非常に大事になります!
しかしリスクも伴うため集中して作業に取り組んでいます。
誘引とは
さて「誘引」と聞いてイメージつきますか?
簡単に説明すると、ぶどうのツルや枝を。ブドウ棚に固定して管理することです!
写真で説明すると、
このように白いテープみたいなもので新梢(新しく伸びた枝)をブドウ棚の針金に止めていきます。
簡単そうに見えるのですが、実は非常に戦略的に計画をたて、しかもデリケートな作業なので、とても集中力が必要となります。
なぜ「誘引」が必要か
誘引の目的はいくつかあります。
- 樹勢を落ち着かせるため
- 新梢を棚面に均一に配置することにより、新梢の勢力の調整や樹形の確立、枝や葉、房に日光を十分にあてるため
- また、風通しをよくするため
- 新梢に栄養が均等にいくようにするため
- 新梢が風で折れたり、絡まったりすることを防ぐため
- 今後の作業効率を高めるため
上記の通り誘引は、
房を守るため、高品質なぶどうを作るために必要不可欠な作業です!
しかしただ単に新梢を棚に縛りつけるわけではなく、畑全体、新梢一つ一つを見極め考えて行う必要があります。
誘引の方法
次に誘引の行い方についてです。
新梢は非常にデリケート。簡単に折れてしまいます…。
また新梢の勢いによって行い方は違いますし、上記の通り畑全体を考えて行うため、難しさもあります。
今回は一般的な方法を紹介します。
誘引は新梢の長さが50センチ程度になったら行います。
そのため一度に全て行うのではなく、新梢の勢いや状態を見ながら何回かに分けて順次行います。
強い勢いの新梢から優先的に行い、樹勢を押さえます。
まだ育ちが悪い新梢は残しておきます。
樹勢の強い新梢や、逆に弱く短い新梢は折れやすいので時期を見逃さず、そのタイミングで行う必要があります。
また直立していたり、太い新梢も折れやすいので、根本をねじりながら慎重に行います。
また棚に固定する場所もコツがあります!
「房の近くにすること」
そうすれば将来房が大きくなるころ、棚の下におろしやすくなり、その後の房づくりやジベ処理も行いやすくなります。
また作業を行う環境も重要です。一番ベストはよく晴れた午後。水気を帯びてしまうため11時~16時が一番いい時間帯です。
先ほどの述べた通り非常にデリケート。折れてしまったときはショック大きいです…。
そして誘引を行う際に使うのがこれ!
その名も「テープナー」
はさんで閉じるだけ。ホッチキスで留まります!
優秀です。
この時期になるとあちらこちらでテープナーの「かちっ、カチッ」と音が響き渡ります。
最後に
今回は「誘引」についての紹介でした。
ただ新梢を棚につけるだけ。そう思っていた方も多いと思います。
しかし誘引の方法にもコツが必要で、高品質でおいしいぶどうを作るためには必要な作業です!
先ほども述べた通り、折れたときはショックです…。申し訳ない気持ちになります。
もっと技術を磨き、ミスがないように努力します!
最後になりますが、古郡果樹園のホームページが更新されました!
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それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
次回はぶどうの花について 戦闘開始!
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