皆さんこんにちは!
古郡果樹園でございます。
久しぶりの投稿になります。
ご無沙汰していてすみません…
実は8月に入ってぶどうの収穫ラッシュに突入しています!
具体的には巨峰に始まり、ブラックビート、藤みのり、そしてピオーネ。
どれも黒ぶどうですが、収穫の時期を迎えています。
また後日、藤みのりの投稿をしますが、今回はピオーネについて紹介いたします。
長雨や記録的な猛暑日を乗り越えようやく収穫できたその喜びについても感じてください!!!!
目次
様々な過程や長雨、記録的猛暑など危機を乗り越えて…
今まで本ブログでもご紹介してきましたが、ぶどうが収穫できるまでに様々な過程がありました。
まず、冬の時期に剪定を行います。
剪定についてはブログでご紹介しませんでしたが、冬の間に行う大事な作業です。
また暖かくなる2月下旬になるまでに行わないと切断した断面から水が出てきてしまうため、時間との勝負にもなります。
将来の木の形、養分のいきわたり方を決める大切な作業。寒い中行いました。
次に芽かきです。
これについては本ブロブでも紹介しました。(芽かきについてはこちら)
芽かきは非常にデリケートで全体のバランスを見ながら行うため、経験と知識が必要になります。
しかし養分を分散するため、風通し日の当たりがいい畑を作るために必要になります。
この時の芽かきの効果が今回収穫に大きく影響されます。
ある意味芽かきの答え合わせですね。
次に誘引を行いました。(誘引についてはこちら)
誘引はツルを棚に固定する作業です。
高品質なぶどうを作るためには重要な作業ですが、新しい枝は折れやすいため非常にデリケート。神経を使う作業でした。
誘引ではテープナーという道具を使います。この時期は畑にテープナーの音が響きわたります。
6月になりぶどうの花が咲きます。
花が咲いたら戦闘開始の合図です。
ここから房作り、ジベレリン処理、傘かけ、摘粒、袋かけと、一気に作業が続きます。
またこれらは時間との勝負。丁寧に行いつつ、迅速に行います。
まず房作りです。(房作りはこちら)
房の養分を集中させるため、形を整えるために、房の長さを調整します。
具体的にはぶどうの品種によって異なるのですが、約3.5cmから4㎝に調整します。
次にジベレリン処理です(ジベレリン処理についてはこちら)
最近主流の種無しぶどう。この種無しぶどうができる理由は食物ホルモンであるジベレリンによりものでした。
一房一房丁寧にジベレリンをつけていき種無し化と粒の肥大化を行います。
またこのジベレリン処理により種無し化は偶然発見されたもので、しかも日本人が発明した技術ということを紹介しました。詳しくはジベレリン処理についてのブログをご覧ください。
傘かけを行い、そして最も苦労する摘粒作業です。(摘粒についてはこちら)
房の将来の形を予想しながら、粒の成長具合を考慮しながら、35粒選抜していきます。
最終的な果実の品質を高めるため最も重要な作業になります。
摘粒は予備的粒と本摘粒2回に分けて行いますが、2回目の本摘粒が最も技術力が必要となり、難しいものになります。
房の形や整い方、味の均等さ、品櫃の高さは最終的にこの摘粒で決まります。
一房一房丁寧に向き合い行いました。
そして8月になりようやく収穫です。
この時期が本当にうれしく、その反面うまく育っているか心配にもなります。
特に今年は天候に恵まれませんでした。
6月に入り梅雨になりました。
毎年梅雨は来るのですが今年は例年に比べ梅雨が長かったです。
6月11日につゆ入りし、梅雨が明けたのは8月1日。
例年より11日遅い梅雨明け、降水量は平年の3倍に迫る雨量になりました。
この長雨はぶどうにとっても大きな影響を与えます。
たとえば病気です。
日照が不足し、雨の日が多いことで「晩腐病」が流行しました。
この病気になると房が腐ってしまいます。
実際に晩腐病になってしまったぶどうです。
特に甲府や笛吹市の方では多くの被害がでてしまい、畑全体がダメになってしまっているところもあるようです。
甲府では作付け面積の約半数が被害に会い出荷できなくなってしまったと聞きました。
古郡果樹園では、この晩腐病対策をいくつも行っています。
農薬のみの防除では限界があるため、袋かけ、風通しを良くするために畑に余裕をもって作付けや選定、芽かきや誘引も晩腐病を意識して行っています。
また晩腐病が多く出る気は早い段階で伐採、袋を再利用しないで焼却など徹底して病気が広がらないようにします。
その効果があって、古郡果樹園では、この長雨でもほぼ晩腐病の影響はなく例年通りの状態でした。
しかし梅雨が明けたら今度は記録的猛暑日の連続です。
この影響で水不足、そして暑さで房が弱ってしまっています。
具体的には粒の張りが弱かったり、脱粒(粒が房から外れてしまうこと)してしまったりという影響があります。
古郡果樹園では、その対策として、朝早い時間に水を適量撒くことや、土が保水するために施策を講じました。
例年より多くの手間と作業工程が増えましたが、そのおかげもあって、例年通りの品質には落ち着いています。
美味しいもの、いいものを作るために手間をかける。
当たり前ですがなかなかできないことです。
お客様に最高のぶどうをお届けするために手間を惜しませんでした。
これが今年のぶどう、ピオーネです。
しっかり玉は張り、実も詰まっています。
もちろん糖度も高く、酸味のバランスも良く最高のピオーネが出来上がりました!
開拓者、黒い真珠、黒ぶどうの王様ピオーネ。その魅力とは?
次にピオーネについてご紹介いたします。
ピオーネは誰でも聞いたことがあるぶどうだと思います。
ピオーネの特徴は何といってもその見た目とみずみずしい味わい。
黒い真珠や宝石の異名を持つように見た目は、堂々たる風格。
粒は巨峰よりも大きく、ふっくらしています。
味は糖度がかなり高く、甘みが強く、酸味や渋みが弱いです。
そのため上質な甘みを感じることができ、誰からも愛される味となっています。
また果肉はジューシーで口に入れるとツルンと皮がむけて食べやすいです。
厳密にいえばジベレリン処理をしたものはニューピオーネといいます
(古郡果樹園では全てのぶどうにジベレリン処理をしているので種がありません!)
ちなみに当初はこのぶどう「パイオニア」と名付けられたそうです。
しかし品種登録前にイタリア語で同じ「開拓者」という意味を持つ「ピオーネ」に変更され、この名前で登録されました。
黒い真珠や宝石といわれるほど美しく、上質な甘さ、程よい酸味、ジューシーな果肉、ピオーネの魅力は上げたらキリがありませんが、今もちいさい子どもからお年寄りまで本当に人気のぶどうとなっています。
古郡果樹園でも8月20日より販売開始!!!
さて多くの魅力と人気があるピオーネですが、古郡果樹園では8月20日より販売開始しております。
サイズや品質で2種類の販売をしています。
①まず朝どれのピオーネから特に大きく品質が高いピオーネを2房、かわいい化粧箱に入れたっものです。
【プレミアムピオーネ2房化粧箱入り】
購入はこちら
②次にお得な3房入ったピオーネを化粧箱に入れてお届けします
【ピオーネ3房化粧箱入り】
購入はこちらから
どちらも種無しとなっていますので非常に食べやすくなっております。
大切な人を笑顔にしてみませんか?
夏の贈り物にフルーツを選んでみてはいかがですか?
箱を開けた瞬間、宝石のようなぶどうが箱いっぱいに入っていた時。
甘いぶどうを口に入れたとき。
間違いなく笑顔になります。
贈り物にご家庭に、最適なものはこのぶどうしかありません!
必ずその大切な人への特別な想いに私たちのフルーツでお応えします!
是非一度ご賞味ください。
古郡果樹園ホームページ:
https://fgfurugoori.wixsite.com/mysite-2
古郡果樹園ECサイト:
https://fgfurufuru.theshop.jp/
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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