【プラムの収穫！「ソルダム」「サマーエンジェル」販売開始】＠古郡果樹園

皆さんこんにちは！
古郡果樹園でございます。

7月に入りましたが、梅雨の時期もあり、毎日雨の日が続きます。
早くスカッとした天気になってほしいです…。

雨ばかりで気分は晴れませんが、古郡果樹園ではうれしい報告があります。
とうとうプラムが収穫できるようになりました！！

といっても、今人気の高級プラム「貴陽」ではなく、昔からおなじみの「ソルダム」と山梨県で生まれた、「サマーエンジェル」の収穫です。

今回は、この「ソルダム」と「サマーエンジェル」についてご紹介いたします。

長い月日と様々な作業を終えて

7月に入り「ソルダム」「サマーエンジェル」が収穫できるようになりました！
農家にとって一番うれしい時期です！！

これまで本ブログで紹介した通り、収穫までには様々な過程がありました。

まず剪定です！
これは本ブログでは紹介していませんが、プラムの木の枝を冬のうちに切り、整えることです。

次に受粉です！
自然状態ではうまく受精できないことから、人工的に受粉していきます。

ハケに花粉をつけてひと花ひと花丁寧に、受粉していきます。
この受粉作業、プラム農家にとって最初の大仕事です！
古郡果樹園でも家族、親戚相で作業しました。

受粉作業の投稿はこちら

次に摘果作業です！
栄養を集中させるため、美味しく育てるために、実が小さいうちに、将来収穫する実以外、間引いていきます。

最終的に残る割合は、なんと2割～1割ほど…。
せっかく受粉して、うまく実がついたのに、8割以上落としていきます。
摘果の方法などの投稿はこちら

また、一年を通して、草刈や、それぞれのタイミングで様々な消毒を行っています。

収穫するまでに様々な過程がありました。
その過程をえて、今回収穫に至る…。この時期は農家にとってうれしく感慨深いものです。
我が子の巣立ちのような気分です…。(笑)

さて、次に今回収穫できるようになった、ソルダム、サマーエンジェルの紹介を行います。

昔ながらのプラム「ソルダム」とは

皆さんソルダムは聞いたことがあると思います。
それもそのはず、ソルダムの歴史は古く、なんと100年以上前から栽培されているんです！！！

また、生まれも独特で、日本で生まれた「大石早生」という品種がアメリカに渡り、交配され、日本にまた輸入された品種です。

日本では大石早生の次に多く栽培されており、最もポピュラーなプラムといってもいいでしょう。

一般的に、出荷段階では早熟状態で、黄緑色状態のものが多く出回っています。
熟していくと、写真のように、濃紅色になっていきます。

また中の果肉は対照的に真っ赤です。
酸味と甘みのバランスがよく、食欲をそそります。
特に皮は酸味が強いので、皮をむいて食べることをお勧めします。
また、先ほど申し上げた通り、出荷段階では、早熟であるため、家庭では、少し置き、色が赤くなり、若干赤くなるまで追熟することをおススメします！