2020年を振り返って、そして2021年にむけて【古郡果樹園】

ぶどう

みなさんこんにちは!
古郡果樹園でございます。

だいぶ投稿がご無沙汰していてすみません…。
本年も残りあと1日!
今日は簡単に今年一年を振り返り、来年2021年にむけて少し書きたいと思います。

目次

2020年を振り返って。

今年2020年は新型コロナウイルスに始まり、コロナに終わるそんな年ではなかったでしょうか。

コロナウイルスは多くの人に影響を与え、生活を追い込みました。
感染者は日に日に増し、多くの方の命を脅かしています。
また経済的にもダメージは大きく、GDPは前年比大きくマイナス。
生活様式の変化とともに、人々の動きも変わりました。


私たちフルーツ農家にとっても新型コロナウイルスは大きな影響を及ぼしました。
まず春先の出来事です。
高級嗜好品の北海道のメロンが大暴落。
これは景気の落ち込みとともに、景気の不透明感から高級嗜好品を控えようという動きがあったからです。

この動きは私たちが作っている高級ぶどうや貴陽にまで影響があるのではないかと心配していました。
また人の移動が減ってため、観光客の減少、直売所の売り上げ減少、さらには手渡しによる贈答が減ることなどが予想されました。

実際はそこまで深刻な影響はなかったものの、やはり高級品や贈答用は減少ししました。

特に手渡しによる贈り物が減ったと感じています。
それでもネットでご購入していただける方や、郵送を希望してくださる方を多くいたので私たちは恵まれていると感じています。

また今年は天候が不安定で、ぶどうやプラムに大きく影響を与えました。

特に7月の記録的な長雨と、8月の猛暑です。

今年の7月はとにかく雨が降り続けました。
丸一日晴れの日は…感覚的に数日しかなかったのではないでしょうか。

雨はフルーツにとって恵みです。
しかしそれは適量においてです。

成長最後の段階で雨が多いと、ぶどうやプラムは必要以上に水分を吸収してしまいます。
いわゆる水っぽくなる感じです。

ぶどうの粒やプラムの玉は水を多くすい、ブヨブヨにそして味が薄くなってしまいます。
本来の特徴である凝縮した甘味は奪われてしまいます。

また日照不足にもなってしまいます。
太陽の光とともに、甘味とうまみが増します。
また、色が濃く鮮やかになります。

そして長雨は味や品質だけでなく病気も発生させます。

これは晩腐病といい、ぶどうが腐りカビてしまう病気です。
糖度が高くなる収穫間近に発生してしまい、これを治す特効薬はありません。

雨が長く日照不足になると晩腐病が発生しやすくなります。
一度出ると畑全体に広がり、ほぼ全てが出荷できなくなる恐れもあります。

実際、山梨県内でも畑全体、地域全体が晩腐病で出荷できなくなったところもありました。

古郡果樹園では、病気に強い木しか残していないのと、畑に余裕を持たせ作付けしているため、今回はほぼ晩腐病が発生せずにいたため、乗り越えれました。

これは普段の活動のおかげです。

晩腐病などの病気が発生した木は思い切って切ってしまいます!
他に影響を及ぼさないためと、やはり木ごとに病気の強さはあります。

この冬や収穫を終えた秋にしっかり対策を講じること、丁寧にそして計画的に剪定をしたためです。
また年明けに秋農業や冬農業についても投稿したいと思います!

この秋農業や冬農業が収穫の時になって影響してくると思うと、普段から気持ちを込めて作業しないとと身が引き締まります。

多くの方にお届けでき感謝!

今まで投稿してきましたが、
●剪定
芽かき
誘引
房作り
ジベレリン処理
●笠かけ
●摘粒
●袋掛け
など多くの作業を今年もしてきました!(これはぶどうの例)

どの作業も手を抜くことなく丁寧に行ったからこそ美味しいぶどうが出来上がりました!
そして多くの方にお届けできました!

皆様私たちのぶどうを食べてくださりありがとうございました!!!!!

自信を持ってお届けさせていただきました。
さらに今年は梱包方法を変え、旅行のトランクケースのような箱にかえました!

家に届いた時、旅行のようなワクワクを!

箱も可愛く色鮮やかに!

また直売所などで販売しお土産用に、お求めやすくするために、こんなパックも作ってみました!

多くのお客様に楽しんでもらうためいろんなことにチャレンジしました!

来年はさらにチャレンジしていこうと思います。

2021年に向けて!

2020年、皆様にとってどんな一年でしたか?

私たちは…色々ありましたが、一人でも多くの皆様に私たちのフルーツをお届けできたので大満足です!

しかしこれに満足せず来年はさらに努力を重ねます。

一つ一つの作業をさらに丁寧にし、おいしいフルーツを作ることはもちろん、新たなチャレンジをしていこうと思います!

一つ目はぶどうの品種を増やすこと!

現在出荷している品種は
①シャインマスカット
②ブラックビート
③藤みのり
④ピオーネ
の4種類がメインです。

これに加えて今苗を植え来年以降収穫できそうなのは、
⑤クイーンニーナ
⑥雄宝
⑦ブラックキング
⑧秋鈴
⑨BKシードレス
の5種類です。

まだまだ収穫には数年かかる品種もありますが、苗は植え、順調に育っています!
それぞれの特徴はまた後日投稿しますのでお楽しみに!

そして2つ目のチャレンジは販売するフルーツの種類を増やすこと。

私たちが作っているフルーツはぶどうとプラムだけです。
しかしここ山梨県や日本全国には美味しいフルーツが数多くあります。

私たちの販売サイトにたどり着いてくれた人、私たちのフルーツを食べてくれた人、その方々に少しでも他のフルーツも知ってもらいたい。

その気持ちから古郡果樹園の販売サイトで取り扱う品を増やしたいと思います。

その方法は今模索中ですが、例えば契約農家のような形などがいいのかな。と密かに考えています。

もし興味のある農家さんがいらしたらお話できると幸いです。

そして三つ目は。ぶどうの販売期間を長くすることです。

今年も多くの方から、「まだぶどうある?」とお問い合わせをいただきました。
しかしそのご期待にお答えできずにいました。

世の中には素晴らしい技術と発明があります。

そのような保存技術を模索し、少しでも長くぶどうを貯蔵、出荷できるように考えていきます。

詳しくはそれぞれ軌道にのったらこのブログかインスタグラム(古郡果樹園)で投稿します!

それでは私たちの抱負を書いたところで今回はこのへんで。

皆さん良いお年を!!!!
本年もお世話になりました!

ホームページがおしゃれになりました!
こちらからご覧ください

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